測定データの取り扱い

データの保管について

ユーザーによるデータ保管

PFの硬X線ビームラインで測定されたデータの保管は、各実験課題の課題責任者が行うことになっています。ビームラインでの実験の前に共同利用者支援システム(KRS)にて、「実験データ等管理計画書」を提出ください。「実験データ等管理計画書」にはデータをどのように保管するか(研究室のPCにて保管など)、いつまで保管予定か(プロジェクト終了まで、一律10年間など)、データサイスはどれぐらいか(だいたいで結構です)を記入ください。
なお、「実験データ等管理計画書」についての質問等はユーザーズオフィスが窓口となっています。

KEKでのデータ保管

上記のように「ユーザーによる保管」が基本的な姿勢となりますが、データの紛失や改ざんの防止のために、KEKにおいても測定された全データをデータベースに蓄積しています。このデータベースはあくまでデータ保全のためであり、一般への公開や多用途での利用は想定していません。ただし、データの紛失や破損のため課題責任者が自身が測定したのデータのコピーを希望される場合は、本データベースからデータのコピーを提供します。データのコピーを希望される場合はスタッフまで連絡ください。
2017年10月より、測定されたすべてのデータにはシリアルナンバーが付与されています。これはデータが実際にPFで測定されたことを証明するものであり、また、データの改ざんが疑われる場合のデータ照合を容易にするために利用されます。シリアルナンバーはデータファイル(9809フォーマットの場合)の2行目に「Serial#KEKPF-BL**_######」の書式で記載されます。(**:BL名、######:識別番号)

測定データの一般公開について

データ提供のお願い

XAFS分野においてはX線回折分野のような大規模なデータベースの構築が遅れています。多くの場合は各ユーザーが個別にデータを保持しており、そのデータが共有されることはまれで、論文に掲載されたデータと自分のデータを比較される方が多いと思われます。
そこで、将来的には施設を横断した大規模なデータベースを構築することを目標に、公開可能なデータの収集を行うこととしました。この目標の達成にはユーザーのみなさまにも協力していただき、とにかく多くのデータを集めるというのが近道ですが、できる限り手間のかからない方法でデータを提出できる方法を検討しています。現在のシステムにおいてのデータ提出方法は次項にまとめてありますので、趣旨に賛同いただける方はご協力をお願いいたします。

データ提供の方法

PFでXAFSスペクトルそ測定する際に使用する「PF-XAFS」ソフトウェア上においてデータ測定と同時に提出が行える機能を追加しました。
通常通り測定パラメータ等を設定し、保存データファイル指定のところまで測定準備を進めてください。


Fig.1 保存データファイル指定画面

ウィンドウの下部に「測定データを公開データベースに登録する」のチェック項目がありますので、今回測定するデータを公開とする場合はチェックをして、さらに必要事項の入力(Fig.2)を行ってください。なお、このチェックボックスは毎測定ごとにアンチェック(チェックされていない状態)に戻ります。連続してデータ登録したい場合には毎回チェックを入れ直す必要があります。


Fig.2 データ詳細情報入力画面

Fig.1の「測定データを公開データベースに登録する」にチェックを入れると、Fig.2のように測定データ詳細情報の記入欄が現れます。(2)~(6)の情報を入力いただき、「Next」ボタンを押して測定を継続してください。なお、情報は日本語でも入力できますが、そのままWebに掲載されるため英語での表記を推奨します。

  • (2)、(3):データ測定者として記載される方の名前と所属です
  • (4):試料名や測定環境など、Web掲載時のデータ見出しとしても使用されます
  • (5)、(6):測定する吸収端をリストから選択してください

その後は通常の測定と同様に測定が始まります。測定が終了し、XAFSスペクトルが描画された後にFig.3のように、このデータを公開して良いかどうかの最終確認が行われます。ここで「はい」とするとデータが公開サーバに転送され、即時にWebから閲覧可能となります。また、「いいえ」を選択するとデータの公開は行われません。公開されたデータを閲覧するには「公開データベースについて」の項を参照ください。

公開データベースについて

PF-XAFSでの公開データベース

上記の手順によって提供されたデータはWeb上で公開され、誰でもアクセス可能な状態となります。Webサイトのアドレスは

http://pfxafs.kek.jp/xafsdata/

です。データの利用は学術利用(軍事研究を除く)の範囲内で自由です。論文等で引用したい場合はデータ測定者に直接連絡をして下さい。
リスト画面から試料名をクリックするとデータの詳細画面に移ります。詳細画面の下部にはデータのダウンロードボタンがありますのでクリックすることでデータを取得できます。データのフォーマットは9809フォーマットとなっています。

PF以外での公開データベース

実験に関すること等、お気軽にお問い合わせください。

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