硬X線XAFSビームラインでは2018年11月より代行測定制度が利用できる用になりました。本制度は、ユーザーへの利便性を提供すると共に、最近の短い運転時間に対して透過法のような定型的な測定について運用をまとめることでビームタイムの有効利用をはかるものです。
これまで運用していた「一般施設利用」制度に「代行測定」オプションを付加するという形での運用となります。
利用対象者は、民間企業・大学・国研等、所属を問いません(料金は同一です)。
詳細につきましては下記の案内をご覧下さい。測定代行制度に関するお問い合わせおよびお申し込みの相談はビームライン担当者もしくは産業利用担当者にご連絡ください。
対象ビームライン・測定手法
- PF BL-12C
- 透過法限定(QuickScanを基本とします)
- 対応エネルギー範囲:4~22keV
(K吸収端:Ca~Mo、L吸収端:Sn~) - 測定パラメータは事前に相談
受け入れ可能試料
- 透過法で測定可能な状態の試料をKEKに送付
試料の返却は宅配便(原則着払い)です - 試料の調製は利用者の責任によって行って下さい
※施設側では試料の再調製などは行いません - 容易にビームラインに設置できない試料は不可
ペレットや薄片を推奨します(ポリ袋封入やスライドマウントに固定してあると破損しにくいです) - 毒物・劇物は測定可能ですが事前にご相談ください
核燃料物質・RIについては測定できません
測定可能試料数
- ビームタイムは1時間単位での利用申請となります
- ビームタイムのうち光学系調整等に必要な時間(10分程度)を除いた時間が測定に利用可能な時間です
- 標準的なパラメータの場合、EXAFS測定に必要な時間は
QuickScanで5分程度 (StepScanで20分程度です) - 測定の個数や順番(優先順位)については事前に担当者と相談
利用料金
- 77,300円/時間:KEKの定める「放射光科学研究施設利用要項」別表 に基づきます
(施設利用料金:27,300円+代行測定オプション:50,000円) - 申し込みは1時間単位となります
測定のタイミングについて
- 各運転期間の特定日に測定代行の時間を確保します
- 先着順で受け付け、確保時間をオーバーした場合は次期の運転への案内となります
(申込時にすでに確保されたビームタイムが過ぎていた場合も同様) - 事務手続きの関係上、測定日の2週間前までに利用希望の連絡をして下さい
次回代行測定実施可能日
- 産促日を含む留保BT
(ビームタイム配分カレンダーを参照ください)
利用希望の連絡先・お問い合わせ
下記窓口のいずれかにご連絡ください。
- 産業利用担当者(君島)
- ビームライン担当者(木村、阿部、仁谷、武市、丹羽)
- このWebサイトのお問い合わせフォーム