ビーム強度が弱い・安定しない

ビーム強度がいつもより弱い場合

チェックすべき項目は

  • リングカレント(DCCT)がトラブルなどで減少していないか
  • I0前スリットの開口は正しいか(目で見て開いているか)
  • Δθ(PZT)のつまみを回して反応があるか
  • I0前スリットの位置は正しいか(場合によってはスリットを外してみる)
  • 高調波抑制ミラーの位置は正しいか(前のユーザーがセットしたままになっていないか)
  • 電離箱のガスは正しいか
  • 電離箱の電圧は正しいか(ハッチ内の高圧モジュールの表示1000V以上になっているか)
  • 電流アンプの設定は正しいか(7乗に戻す)
  • ビームパイプの途中で蛍光板が降りていないか

それでもダメなら担当者に連絡

ビーム強度が安定しない場合

周期的にビーム強度が変化する場合などは、光源加速器側の問題であることが多いです。

異常では無いもの

トップアップモードの場合は十数秒間隔で入射が行われます。その際に数回ビームが跳ねるような挙動になります。強度変動は1%以下です。クイックスキャンを行っているとI0強度にヒゲみたいな物が出ますがそれの原因です。吸収係数として割り切れていれば問題ありません。

あまりにも強度変動が大きい場合や試料の均一性に問題がないのに割り切れない場合は加速器側のトラブルの可能性が高いです。ビームライン担当者に連絡してください。捕まらない場合は運転当番でも結構です。

異常であるもの

トップアップの入射タイミングによらない強度変動や10%を超えるような強度変動の場合は、加速器や計測器の異常が考えられます。そのまま測定しても正しいスペクトルが得られない可能性がありますので、ビームライン担当者に連絡してください。