ライトル検出器は蛍光XAFS測定用の大型電離箱です。
透過法では少し濃度が足りない試料に適しています(エッジジャンプ0.1程度など)。半導体検出器に比べて高レートまで歪まずに測定できますが、感度は半導体検出器に劣ります。
保管場所
- BL9後方(通路挟んで壁側の戸棚)に2台
- BL12C下流の戸棚に1台
- NW10A下流の戸棚に1台
の計4台があります。
セット内容
各検出器は
- ライトル検出器本体
- 設置用ステージ
- 電源・信号接続用ケーブル
- 蛍光フィルターセット
からなります。すべて取り出してビームラインに運んでください。(貸し出し記録簿に記帳お願いします)
設置方法
- ステージをハッチ内光学レールの焦点付近に設置します。
- 検出器本体をステージに置き、付属のビスで固定します。
- I1電離箱のガスコックを閉じ、ガス供給ホースを抜きます。
- 制御PCの電離箱ガス制御ソフトからI1 for Lytleのボタンを押して、ガスフローを開始します。(このときまだホースは接続しない)
PFで使用する場合はAr、PF-ARの場合はKrガスをフローする設定になっています。 - 1分ぐらい待って(ホース内のガスが置換されます)ホースをライトル検出器に接続し、コックを開きます。
- I1電離箱の信号線(黒いBNCコネクタ付きケーブル)をライトル検出器につなぎ替えます。本体によっては付属T字アダプタ等を使用します。
- ライトル検出器に高圧電源ケーブルを接続します。ケーブルは核実験ハッチ内にあります。I1電離箱の用のケーブルは使用しないでください。本体によっては付属の分配器を使用してください。
- 試料ホルダに感光フィルムもしくは感光紙を貼り付け、実験ハッチにX線を導きます。
- X線の照射位置が試料ホルダの真ん中になるようにステージを微調整します。
- 標準サンプル(蛍光用としては少し濃いめ)を試料ホルダに取り付けます。
- 分光器のエネルギーを目的の吸収端以上にセットします。I1アンプを9乗にセットし、X線を出します。
- 制御PCの横にあるラックにライトル検出器用の高圧電源制御モジュールがありますので、I1信号強度を見ながら高圧をかけていきます。電圧の設定値は各検出器に指定がありますが、基本的には強度が飽和するのを確認しながら昇圧してください。指定電圧までかけても反応がない場合はアンプのゲインを10乗にあげてみてください。それでも反応がない場合は何かの設定がおかしいので、最初から確認してください。無理に電圧を上げると放電して検出器が壊れます。
- 試料を本試料に変えてXAFS測定を行います。蛍光フィルターを使用する際には、試料槽内部にあるスロットに差し込んでください。
- ライトル検出器の使用が終わったら逆の手順で元に戻してください。
その他
試料槽は取り外して使用することができますので、大型のセル等を使う場合は取り外して対応してください。
シグナルが安定しない場合は、電極が破れている可能性があります。スタッフまで連絡ください。
