検出器設定

XAFSビームラインにおける標準的なX線検出器は電離箱となります。電離箱をうまく使うには使用するX線エネルギーに合わせて電離箱にフローするガスの種類と電極間の電圧を適切に設定する必要があります。

電圧

電圧は基本的に固定値で使用してください。何かの理由で変更した場合は必ず元の値に戻してください。また、実験終了後に電圧を落とす必要はありません。

各ビームラインの標準電圧設定

  • BL-9A:2000V
  • BL-9C:1500V
  • BL-12C:1500V
  • AR-NW10A:1000V

各ビームラインでの電源の位置はこちらをご確認ください。

ガス

フローするガスの選択はアプリケーションによるリモート操作で行います。デスクトップにある「IC_GasController」アプリケーションを起動し、変更したいガスを選択して「Set」ボタンを押します。ガスの置換プロセスには600秒かかりますので、測定する吸収端を変更する際には最初にガスの切り替えを行ってください。

※アプリケーションを終了するとガスフローが止まりますので、、実験中はアプリケーションを終了しないでください。

ガスの種類の選択は、一般的にI0用電離箱で10~20%、I1用電離箱で90%程度のX線が吸収されるように設定します。そのため使用するX線のエネルギーと電離箱の長さに依存します。

電離箱の長さはI0用が17cm、I1用が31cmが標準タイプです。これ以外にオプションで5cmのものがあります。

吸収係数の計算にはXAFS解析パッケージのDemetrに含まれているHephaestusを使用してください。

マニュアル

I2電離箱を利用した標準試料同時測定

電離箱2連の使い方

  1. 各種配線・配管を行う
    • 信号線:T字で分岐し、I1電離箱とI2電離箱を並列に接続する
    • ガス配管:I1電離箱とI2電離箱を直列に接続する
    • 詳しくはこちらを参照ください。
  2. I2電離箱に電圧を印加する(各ビームラインにおける電源の位置、電圧値は上記を参照ください)
  3. I1電離箱利用時と同じように測定を開始してください